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光のお裾分け




木の魅力を惹き立てることが上手い古川さんの設計ですが、K邸では、その惹き立て役として光を活用されていました。


硝子の向こうは玄関、手前に中廊下と子供部屋といった間取りになっています。玄関と中廊下の仕切りは、ガラスが嵌め込まれた框引戸。玄関と子供部屋の仕切りは、ガラスが嵌め込まれたFIX開口。


中廊下や部屋の奥は、どうしても暗くなってしまいますね。その解決策として採用されたアイデアなのです。玄関に採り込まれた明るい光を、廊下や個室にもお裾分け。その光は、良質なスギのフローリングをも照らし、床が輝いて見えます。せっかく採り入れた光を何重にも活用する手法が卓越です。


ちなみに建具は「開き戸」ではなく「引戸」ですので、開けっ放しにしておいても邪魔にならなず、風通しの良い家にもなっております。


K邸/設計:古川泰司文、文:根來宏典


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